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あせも|こどものスキンケア

あせも、あせものよりとは?あせもが出やすい場所を示すイラスト

「あせも」は汗疹と呼ばれ、汗の出口がよごれや垢でふさがれることで小さな発疹が現れた状態です。

赤ちゃんや小さなお子さんは、大人よりも汗を分泌する汗腺の密度が高くてたくさんの汗をかくため、あせもになりやすいです。

あせもを掻きむしった傷にブドウ菌が感染し、炎症を起こした状態が「あせものより」です。あせものよりは、痛みを伴う化膿性の炎症で、発熱することもあります。

あせもの原因と症状

あせもの原因は、大量の汗をかく時に汗の通り道である汗管の詰まりが原因です。汗腺が詰まることで汗が体内に溜まり、水ぶくれや発疹になります。この汗管の詰まりが皮膚内部のどこで起こるかによって、あせもの種類がことなります。

水晶様汗疹

皮膚の角質内で汗管が詰まって、水ぶくれができます。生後4週間までの新生児の顔によく見られるもので、かゆみや赤みはなく、数日すれば自然と治る場合が多いです。

紅色汗疹

皮膚の表皮で汗管が詰まって、赤いプツプツとした発疹が生じます。

たくさんの汗をかく乳幼児の時期に見られることが多く、かゆみを伴うことが特徴です。首や股関節、ひじやひざの裏側、わきの下など、汗がたまりやすい部位にできやすいです。

かゆみのせいで掻きむしって出来た傷口から細菌が感染し、とびひなど他の皮膚感染症に発展することもあります。

赤ちゃん(新生児・乳児)のあせも対策

  • 衣服は綿100%のものを選ぶなど、通気性と吸水性に優れて肌触りの良いものを選ぶ
  • 室内環境を整える
  • 小まめに汗を拭き取る

小さなお子さん(幼児)のあせも対策

  • 通気性と吸水性に優れた衣服を着用する
  • 入浴やシャワーなどで皮膚を清潔に保つ
  • 掻いて傷口ができないように爪は短くしておく

あせもの治療方法

かゆみの程度や発疹の広がり方などを診て、症状に合わせて炎症を抑えるお薬を処方します。また、あせもから細菌が感染して化膿すると症状が悪化するため、皮膚のバリア機能を高めるための保湿剤も処方します。

お子さんの年齢や状態によって処方する薬が異なる場合があるため、まずは当院へご相談ください。

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