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おたふくかぜ

おたふくかぜとは

ムンプスウイルスの飛沫・接触感染による急性耳下腺炎を伴う全身性の感染症であり、一般的に「おたふくかぜ」と呼ばれます。合併症として、無菌性髄膜炎、膵炎、ムンプス難聴などがあります。思春期以降にみられる合併症としては、卵巣炎(女児)、精巣炎(男児)があります。いずれも不妊の原因とはならないことが多いです。予防にはワクチンが有効なため、接種時期になったら接種することをおすすめします。

 

おたふくかぜの症状

発熱、耳の下辺りの両側あるいは片側の耳下腺と呼ばれるところが腫れたり、痛みを伴います。腫れは7~10日間続くことが多いです。唾液や尿中へのウイルス排出は発症後しばらく続き、5日程度で感染力が弱まります。

 

おたふくかぜの治療

原因のウイルスに効く特効薬はありません。

つらい症状に対して対症療法を行います。

 

登園、登校について

下腺・顎下腺・舌下腺に腫れが出現したあと、5日が経過し、かつ全身状態が良好になるまでは出席停止と定められています。登園・登校には医師の許可がいるため、5日が過ぎ、回復した時点で医療機関に再受診をして下さい。

 

また、その他に以下の症状がみられる場合は医療機関に再受診をお願いします。

・5日以上高熱が続く ・頭痛が強く何度も吐く ・1週間経っても腫れが引かない

・耳の下の腫れが赤くなった ・お腹や睾丸を痛がる ・難聴

 

家庭で気をつけること

こまめな水分補給と、すっぱいものやよく噛まないといけない食べ物は避けましょう。余計に痛くなります。また、おたふくかぜでは難聴を起こすことがあるので、かかってから2週間くらいは耳の聞こえ方に注意して下さい。気になる症状があれば再受診をお勧めします。

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