こどものでべそ|でべそ外来
赤ちゃんのおへそが出ていて気になっているお母さんはおられませんか?
当院では、生後2か月までの乳児を対象にでべその診察を行っております。
赤ちゃんのでべそは早期治療によって、きれいに治すことができます。将来でべそになる可能性があるかどうかも診断させていただきますので、まずはお気軽に診察のご予約をおとりいただき、受診してくださいね。
赤ちゃんのでべそとは
赤ちゃんのでべそとは、へその緒を通じて母体と繋がっていた腹部の穴(へその部分)が塞ぎきらず、その穴から腹部の臓器や水が飛び出て、へその皮膚がふくれている状態を指します。赤ちゃんのでべそは「臍ヘルニア(さいへるにあ)」とも呼ばれます。生後1ヶ月あたりから臍ヘルニアが確認でき、泣いたり、気張ったりして腹部に力がかかる時にでべそが大きく膨らみます。
赤ちゃんのでべそは病気なの?
赤ちゃんのでべそは病気ではありません。生後1ヶ月あたりから10%程度の割合で見られる症状で、生後1ヶ月~3ヶ月をピークにでべそが膨らみ、寝がえりやハイハイなどをして腹筋が鍛えられることで、生後12ヶ月(1歳)頃に自然に治っていくことが多いです。
1歳を過ぎてもでべそが治らない場合は、飛び出た腸がお腹の中に戻らない「臍ヘルニア嵌頓(かんとん)」になっている可能性があり、手術が必要になることもあります。
赤ちゃんのでべそは治療するべき?
自然に治ることが多い赤ちゃんのでべそですが、早期に治療することで「早く・きれいに」治すことが可能です。でべその治りが遅いとへその皮膚が伸びて、へその形が少しいびつになるなど「見た目」に影響することがあります。
子どもにとって「見た目」はとても重要で、幼稚園や保育園、小学校など集団生活が始まった時に、へその形、つまりは「見た目」がお子さん自身のコンプレックスになったり、いじめの対象になったりする可能性もあります。
生後2ヶ月~3ヶ月の間に治療を開始すれば、赤ちゃんのでべそはきれいに治るので早期治療をお勧めします。
赤ちゃんのでべその治し方(治療方法)は?
当院では「圧迫療法」という方法で赤ちゃんのでべそを治療します。おへその形に合った綿球やスポンジをでべその部分に押し当てて、専用のテープで押さえ込みます。1週間に一度のペースで通院いただき、綿球の交換と治療経過の確認をさせていただきます。多くの場合、半年以内で治療が終了します。