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感染性胃腸炎

感染性腸炎とは

ウイルスや細菌に感染して、嘔吐、下痢、腹痛などの症状を起こします。吐くのは最初の1~2日で、熱が出ることもあります。その後は下痢になることが多く、およそ1週間くらいでよくなります。

・ウイルス性:ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなど、抗菌薬は効果がないどころか、腸内細菌のバランスを壊して下痢がひどくなることがあります。

・細菌性:カンピロバクター病原性大腸炎、サルモネラなど激しい腹痛や高熱、血便がでることもあります。

 

治療

胃腸炎のウイルスに対する特効薬はなく、自分の免疫力で治っていくのをサポートしてあげるのが基本となります。

対症療法として、整腸剤や吐き気止めの薬を使うこともあります。

吐き続けるときや、脱水症状が強いときには、点滴や入院が必要になることがあります。

 

 

自宅でできること

~嘔吐・下痢のときの飲み物、食べ物~

①吐いているとき

嘔吐直後は、お子さんが水分を欲しがっても1~2時間以上は飲ませることをやめましょう。飲水することで、逆に胃を刺激する事になり嘔吐が誘発されやすくなります。

胃を休めて吐き気が少し落ち着いたようであれば、経ロ補水液または母乳(ミルク)を飲ませましょう。

飲ませるポイント

・少しずつ、何回かに分けて飲ませましょう。

はじめに5分ごとに5 ~10mL (スプーン1杯、ペットボトルのキャップ1 ~2杯) ずつ飲ませましよう。吐かずに2、3さじと増やせるようなら1回量を増やしてもかまいません。

・授乳中のお子さんは、母乳(ミルク)を少しずつ飲ませましょう。

  ※母乳の場合は、授乳時間を1-2分程度

ミルクの場合は、ミルクは薄めずに作り、5-10ml程度から始めましょう。

 

途中で嘔吐があった場合はまた最初に戻り、胃を休めてから飲水しましょう。

3時間以上吐かなかったら、自由に飲ませましょう。食事ができるようになったら、経ロ補水液はやめてよいです。

 

②下痢のときの食べ物

吐かずに、コップ1杯程度飲めるようになれば、消化の良い食事を少量ずつ始めましょう。

(例:おかゆ、軟らかくゆでたうどん・豆腐等)

※脂肪分の多いもの、糖分の多いもの、柑橘類等は消化が悪く、症状が落ち着くまではお勧めできません。

 

こんなときは受診を・・

・嘔吐や嘔気(吐き気)が持続する:6時間以上続けて吐いているとき

・皮膚や口、舌が乾燥し、目が窪んでいる

・尿が半日以上出ていない

・活気がなく、反応が乏しい

 

登園、登校の目安

嘔吐や下痢が治まっていて、普段通り水分や食事が摂れて遊べるようになったら

 

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