腸重積症
腸重積症とは
腸が腸の中に入りこんで、重なりあった状態になる病気です。入りこんだ腸は、強くしめつけられるので、時間が経ち過ぎると、その部分がダメになってしまいます。
症状
次のような症状がみられます。
①腹痛:「不機嫌に泣く、ぐったりする」をくり返す
②くり返し吐く
③イチゴジャムのような血便:発症してすぐには出ないこともあります
治療
レントゲンやエコーで観察しながら、肛門から空気や造影剤、生理食塩治療水などを入れて、入りこんだ腸を押し戻します。
時間が経ち過ぎているときや、全身状態が悪いとき、上記方法で戻らないときには、手術になることもあります。
こんなときは受診を・・
初期には診断がつかないことがあります。しかし、腸重積は早期の治療が必要ですので、上記のような症状がみられる場合は、夜間や休日でもすぐに受診してください。