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貧血

貧血とは

貧血とは、血液中の赤血球の中にある、酸素を運ぶ役割のあるヘモグロヒンが少なくなった状態です。へモグロヒンをつくるには鉄が必要です。

 

 

‐乳児に多い貧血について‐

お母さんのお腹の中にいる間に、赤ちゃんに鉄が送られ蓄えられます。最初はその鉄を使って、ヘモグロビンをつくりますが、だんだん足りなくなってきます。そのときに、離乳食に含まれる鉄が少ないと、鉄欠乏性貧血になります。乳児の10人に1人弱が鉄欠乏状態といわれ、珍しくはありません。

 

治療

鉄の薬(内服)を処方します。

貧血は1カ月くらいで治りますが、そのあとも鉄が体の中に十分に蓄えられるまでの数か月間は内服を続ける必要があります。指示があるまでやめないようにしましょう。

 

家庭で気をつけること

貧血を予防するために、鉄分を含む食事を工夫しましょう。

 

‐鉄分を多く含む食物‐

牛赤身肉、豚赤身肉、卵、まぐろ、かつお、焼きサケ、焼きサバ

 

‐鉄分が少ない食物‐

鶏ささみ、タイ、タラ

 

‐思春期の貧血について‐

思春期は、体が成長するための栄養がたくさん必要なので、鉄不足の貧血(鉄欠乏性貧血) になりやすいです。激しいスポーツ、無理なダイエットや偏食、生理の出血があることも鉄欠乏の原因になります。動悸(心臓がどきどきする) 、息切れ、体がだるい、立ちくらみ、頭痛などの症状が出ることもあります。

 

治療

鉄剤を処方します。生理の出血が多いときは婦人科で治療を受けましょう。

 

家庭で気をつけること

鉄分を多く含む食事(上記に記載しているものを参考にしてください)をして、偏食をなくし、無理なダイエットはしないようにしましょう。

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