おむつかぶれ
おむつかぶれとは
おむつの中の尿、便が皮膚に長く接していることが原因で生じます。
おむつの中の湿度が高くなると、皮膚が傷つきやすい状態となり、尿中の物質や便中の細菌などが炎症を引き起こしておむつかぶれになります。
また、蒸れた状態のままにしておくとカビが繁殖することもありますので、注意が必要です。
ケア方法
まずは予防が第一で、こまめにおむつをかえて、お尻を清潔で乾燥した状態に保つことが大切です。特に便をしたときは、できれば座浴やシャワーで洗い流し、お尻をよく乾かしてからおむつをつけるようにします。
お尻を拭くときは、強くこすると症状を悪化させるので優しく押さえ拭きをすることが大事です。
治療
①亜鉛化軟膏という白い軟膏を患部にたっぷり塗り、便が皮膚にくっつかないようにしましょう。便が出たら、便をふきとり、白い軟膏が取れたところに再度上から軟膏を塗り、お尻全体が白い軟膏でカバーされる状態を保ちましょう。お風呂に入るときは、こすって無理に落とさなくても大丈夫です。3~4日続けると改善してくるでしょう。
②抗炎症が強い場合は、非ステロイド系の抗炎症作用のある外用薬や、ステロイドを使用します。
③カビが原因の場合にはカビに効く塗り薬を使用する
蒸れた場所にはカビが繁殖してしまう場合があります。おむつかぶれの部分にぽつぽつと赤みのある発疹ができている場合にはカビの可能性もありますので、そのようなときは医師にご相談ください。
お子さんの皮膚のトラブルはよく起こります。日々のスキンケアが皮膚のトラブルの予防と治療にとても重要です。