メニュー

百日咳

百日咳とは

百日咳菌の飛沫感染による急性気道感染症で、特有のけいれん性の咳発作があります。新生児、乳児では重症化しやすく、死亡者の大半は1歳未満です。ワクチンの普及により小児での発症は減少しましたが、その効果の持続には限界があり、近年は特に学童期での罹患報告数が増えています。そのため、0~1歳までの4種混合ワクチンに加え、年長さんの就学前時期になりましたら、任意接種にはなりますが3種混合ワクチンの接種をお勧めします。

 

症状

最初は一般的な鼻汁、咳などの風邪と変わりませんが、次第に咳が多くなり、顔を真っ赤にして激しく咳き込むようになります。(痙咳発作)

乳児では特有の咳症状を示さず、無呼吸発作(死亡の原因)やチアノーゼを生じることが多いです。小児や成人に比べ、症状が重篤化しやすく脳症など合併症を伴うことが多いため注意が必要です。

 

登園、登校について

特有の咳がなくなるか、有効な抗菌薬による治療が5日間終了するまでは出席停止です。

 

また、以下の症状がみられる場合は医療機関に再受診をお願いします。

・咳き込みがひどく、息が止まりそうになるとき

・咳で何度も吐いて、元気がないとき

上記で再診をする場合は、感染予防のため受診方法を電話などで確認してから受診してください。

※家族が感染源であることも多いので、咳が出ていれば受診しましょう。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME