風疹
風疹とは
風疹ウイルスの飛沫感染により生じる発疹性感染症です。潜伏期は14～21日です。一度罹患すると生涯免疫を得ます。耳の後ろのリンパ節や首のリンパ節が腫れ、赤くて小さな発疹が体中に出ますが、3日くらいで消えます。熱は出ても微熱程度か、まったく出ないことも多いです。年長児や思春期のお子さんでは、頭痛や関節痛がみられることがあります。また合併症として、急性脳炎、ITP（免疫性血小板減少症）などがあります。
予防にはワクチンが有効のため、接種時期になったら忘れないよう接種しましょう。
※妊娠初期に風疹にかかると、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓に障害をきたすことがあります。妊婦さんが風疹にかかったかもしれないと心配の場合は、産科の先生に相談してください。
治療
原因ウイルスに効く特効薬はありません。つらい症状に対して対症療法を行います。
登園、登校について
熱が下がって、発疹がすべて消えるまで出席停止です。
また、以下の症状がみられる場合は医療機関に再受診をお願いします。
・4日以上熱が続くとき
・ぐったりして元気がないとき
上記で再診をする場合は、感染予防のため受診方法を電話などで確認してから受診してください。
・治ったあと、2週間くらいして手足に押しても消えない発疹が出てきたとき
