乾燥肌(皮脂欠乏症)
乾燥肌(皮脂欠乏症)とは
何らかの原因により、皮膚の角質層と呼ばれる部分の水分量が低下して乾燥している状態をいいます。空気の乾燥や寒冷、摩擦などの刺激、紫外線の影響、洗いすぎ、加齢など、様々な要因が絡み合って起こります。 皮膚のつっぱり感やかさつき、粉ふき、かゆみなどの症状がみられます。皮膚のバリア機能が低下しているため、積極的に肌の保湿を行い肌の健康を守りましょう。
治療
お肌の状態や部位ごとに合わせて保湿剤を選択します。
当院は主に、プロペトやヒルドイドなどを使用しています。
自宅で気をつけること
大人に比べて皮脂が少なく、やわらかい赤ちゃんの肌はテリケートです。
赤ちゃんの肌をすこやかに保つために、適切なスキンケアを行いましょう。しっかり洗って保湿することが大事です.保湿剤は1日に何回使用しても問題ありません洗った後は、タオルを押しあてるように水分を拭き取り、保湿剤をたっぷり塗ります。テカリがあり、ティッシュ1枚がくっつくくらいの量が適量です。
日中のケア
お肌を清潔に保ち、保湿しましょう。
入浴のポイント
1日1回、よく泡立てた石けんやシャンプーで汚れを取ります。
・泡を手に取り、肌を包むように手で洗います(ガーゼなどは刺激になるので使いません)
・石けんやシャンプーは十分にすすぎます
・お風呂の温度は、ぬるめの38℃前後にします
カサカサしやすいところには、1日何度か保湿剤を塗ってください。汚れや汗、食べこぼしなどは、濡れた手でふき取ったりやわらかいカーゼなどで早めに拭き取って、そのあと保湿剤を塗りましょう。
赤みやにきび、かさぶたができたとき
しっかり洗って保湿をするだけで治ることも多いです。治らないときは受診してください。