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低体重

低体重とは

身長別年齢別標準体重の80%以下の場合をやせ(低体重)と判定します。

乳児では乳幼児身体発育曲線を利用して、3パーセントタイル以下の体重児をやせと判定します。

 

原因

1.体質性、生理的やせ

体重の成長曲線は80%以下であっても、食欲もあり、運動発達も順調で、家族にやせている方がいる、といった場合は体重の成長曲線が低くても正常のうちに入ります。低出生体重児は、乳幼児期は太らないことが多いですが、幼児期や学童期に追いつくことがあるので気長に様子をみましょう。

 

2.病的なやせ

太らない場合

先天性の疾患や、おなかの中にいた時の感染症など、身体奇形や精神運動発達に遅れを伴うことが多いとされています。

 

やせてくる場合

正常経過をたどっていたところ、成長曲線が下向きになってくる場合は、まず必要カロリーが十分摂取できているかをみます。栄養が十分足りていても体重が減る場合は、病的なやせとして調べます。比較的食欲があって元気な場合は、栄養不足の可能性があります。食欲がなく、元気もない場合は、心疾患や慢性感染症、消化管アレルギー、内分泌疾患、尿路感染症などを考えます。

 

治療

体質性やせについてはとくに心配ありません。食事を強制しないようにしましょう。病的なやせでも、先天性の疾患や染色体異常では特別な治療はありません。慢性感染症や内分泌疾患では原疾患が治れば追いついてきます。

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