白血病
白血病とは
遺伝子異常による血液のがんです。小児がんの中で最も多く、全体の30~40%を占めます。小児が発症する白血病の95%以上は急性白血病で慢性白血病はまれといわれています。骨髄で白血病細胞が増殖するものを急性骨髄性白血病といいます。リンパ系で増殖するものを急性リンパ性白血病といいます。小児の多くは、急性リンパ性白血病が最も多く、約75%を占めます。
急性白血病の症状
・汎血球減少:易感染性、貧血、出血傾向
・白血病細胞の臓器浸潤:全身の臓器に起こる可能性がありますが、リンパ節腫脹や肝脾腫などが比較的よくみられます。その他に歯肉が腫れる、骨痛、関節痛
・中枢神経系:頭痛、嘔吐、精神症状
小児期では2~6歳(多くは学童期までに出現)に好発。
‐小児の急性リンパ性白血病の症状‐
貧血や出血傾向、発熱、リンパ節の腫れを認め、小児の急性リンパ性白血病は中枢神経浸潤を起こしやすく、頭痛、嘔吐、精神症状などの中枢神経症状がみられます。
診断
骨髄穿刺
検査
血液検査、染色体検査、遺伝子検査
当院は白血病の疑いがある時点で、必要によっては入院や精密検査が必要になるため、他の医療機関へ紹介いたします。
治療
化学療法、造血幹細胞移植