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気管支喘息(ぜん息)

喘息(ぜんそく)ってどんな病気?

喘息とは、呼吸する時に空気の通り道となる気管が炎症やむくみを起こして、激しい咳や呼吸がしにくくなる症状が起こる病気です。

 

喘息の症状

喘息の症状として次の様な症状が挙げられます。

  • 呼吸時に「ゼーゼー、ヒューヒュー」といった音が聞こえる(喘鳴)
  • 呼吸がしづらい
  • 急に激しい咳がでたり、痰がでたりする(特に夜中や明け方)
  • 動悸や息切れがする
  • 胸に痛みが生じる

 

喘息の種類

乳幼児喘息とは

乳幼児喘息とは、5歳以下に見られる喘息のことを指します。赤ちゃんの場合、気管支が狭くて柔らかいため、学童や成人と比べて気管が狭くなりやすいです。そのため、風邪などから一時的に喘鳴の症状がみられることもあり、本人から自覚症状を聞くこともできないので、乳幼児喘息の診断は難しいと言われています。

その点、当院は小児科とアレルギー科の診療科目を標榜しており、小児アレルギーに関する知識が豊富な医師が診察を担当するため、もし乳幼児喘息が気になる場合はお気軽にご相談ください。

 

成人喘息とは

成人喘息とは、20歳以上になって発症する喘息です。乳幼児や小児の場合はアレルギー症状によって起こる場合が多いのですが、成人喘息の場合はストレスや過労などが要因で発症する場合があります。

また、子どもの時に喘息症状があった場合、大人になって喘息が再発することもあります。病み上がりに咳がなかなか治まらない、運動時の息切れ、夜間や早朝に急に咳込むなどの症状がある場合はお早めにご相談ください。

 

喘息の診断および治療方法

当院では、まず初めに症状をと聞かせていただいた上で次のような検査を実施します。

  • アレルギー検査

喘息の発作がアレルギー反応によって起きているのかどうかを判断します。

  • 酸素飽和度測定

 体内に取り込まれている酸素が十分かどうかを判断するため、体内の酸素飽和度を測定します。これにより喘息発作の重症度を判断します。

  • 呼吸機能検査

息を吸う機能と息を吐く機能を検査します。これにより、正常に呼吸ができているかを確認します。小学生低学年以上のお子さんから検査を受けていただけます。

上記の検査を実施して、喘息と診断された場合は次のような治療を行ってまいります。

1)薬物療法

喘息の発作が起きないよう、気道の炎症を抑えるための予防薬を処方します。喘息の治療は長期間を要するため、予防薬の服用は数ヶ月から数年に渡ります。予防薬は気道の炎症を抑えるためのもので主に吸入するタイプのお薬を出すことが多いです。

また、喘息の発作が起きた際に発作の症状を抑えて呼吸をしやすくするための発作治療薬も併せて処方します。

2)生活指導

喘息の治療を進める上で、薬による治療だけでなく生活環境の整備はとても大切です。

特に小さいお子さんの喘息はダニやハウスダストなどのアレルゲンが原因で生じることが多いため、定期的な掃除や換気は喘息の発作を起こす予防策として効果的です。

その他にも、部屋の換気や湿度・温度調整など、生活上で注意できる点を患者さんの生活スタイルに合わせて当院よりご案内させていただきます。

 

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