IgA血管炎
IgA血管炎とは
細い血管が急にもろくなって、出血しやすくなる病気です。足や腕に赤紫色の斑点(紫斑) が出る。強い腹痛や血便がある、関節が痛くなる・腫れる、手足が浮腫むなどの症状があります。紫斑などの症状は1か月ほどでよくなりますが、くり返すこともあります。また、合併症として、腎炎を合併することがあります。
治療
強い腹痛や血便がある場合、腎炎になった場合は入院が必要です。
・紫斑:安静が大事(特別な薬はありません)
・関節痛:安静、痛み止めの薬
・腹痛:ステロイド薬(飲み薬、注射)
合併症
紫斑が出てから、尿検査で血尿や蛋白尿を認め、腎炎を合併していることがあります。
大部分は自然に治りますが、注意深く経過観察が大事です。
登園、登校について
医師の許可があるまでお休みしてください。
家庭で気をつけること
症状がよくなるまでは、医師に従って安静にしてください。
腹痛や血便がなければ、いつもどおりに食べてかまいません。
こんなときは受診を・・・
・救急受診:強い腹痛や血便、陰嚢痛がある場合、救急受診してください。
・定期受診:症状がなくなっても、約半年間は定期受診してください。(尿検査など)